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vol.07

「なれる最高の自分になる」ための準備を、ぜひ大学時代に!

経営コンサルタント/小宮 一慶さん

プロフィール

【写真】小宮 一慶さん
小宮 一慶
経営コンサルタント。株式会社小宮コンサルタンツ代表。明治大学大学院会計専門職研究科特任教授。十数社の非常勤取締役や監査役も勤める。 1957年、大阪府堺市生まれ。81年に京都大学法学部卒業。東京銀行に入行。84年7月から2年間、米国ダートマス大学経営大学院に留学。MBA取得。帰国後、同行で経営戦略情報システムやM&Aに携わったのち、岡本アソシエイツ取締役に転じ、国際コンサルティングにあたる。その間の93年初夏には、 カンボジアPKOに国際選挙監視員として参加。 94年5月からは日本福祉サービス(現セントケア)企画部長として在宅介護の問題に取り組む。96年に小宮コンサルタンツを設立し、現在に至る。 主な著書に、「図解 キャッシュフロー経営」(東洋経済新報社)「できる社員はこうして育てる!」(ダイヤモンド社)「新幹線から経済が見える」「リーダーのための実践する経営」(実業之日本社)「会計と実務の本質」(ビジネス社)「成功する上司」(講談社)「なぜ、オンリーワンを目指してはいけないのか?」(ディスカヴァー)

インタビュー

小宮さんは大学時代、どのような志をもっておられたのですか。
 大学時代、私は特に何になろうという将来へのビジョンを持っていたわけではありません。法学部で学んでいたのですが、専門書で学説を身につけ、それに関する判例を調べるという作業がとても面白く、大学の授業をきっかけにして自分でどんどん専門書を読み進めました。この時の勉強方法が、今、経営コンサルタントとして経済について講演する時や、大学院で会計学をを教える際、とても役に立っています。私はこうした〝一生使える学習法〟を身につけられるのが大学生の特権だと思います。
それだけ法律を学ぶことがお好きなら、法律家への道はお考えにならなかったのですか。
 実は私の法律の学習には偏りがあって、憲法や刑法はやるが商法などの実務的な法律は嫌いでした。だから司法試験を受けることは考えませんでした。むしろ大学3年生の時のアメリカへのホームステイの影響もあってか、海外で仕事をしてみたいという想いが大きくなり、そのチャンスが大きい東京銀行に就職することにしました。
銀行員時代には、アメリカの大学のMBAコースに留学されていますね。
 私が26~27歳の時でした。この留学は私の人生観をかたち作る上で大きかったですね。よく言われることですが、日本人は所属している組織を重視しますが、アメリカ人は常に「個人」を見ます。「おまえにはどんな(能)力があるのか」と聞かれるわけです。組織に食わせてもらうのではなく、組織をいかに食わせるか、そのために自分の力をいかに高めるか、というこのとの大切さを実感しました。この留学後、私は証券アナリストと情報処理技術者(特種)の資格を取りました。